私たちも、君の目の前で生きている
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ブログアドベントカレンダー企画
【ヲタのしみクリスマス2018】
25日目担当 なつみ(道産)
・Adventar:https://adventar.org/calendars/3354
・企画Twitter:@msmadventar2018
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いつもお世話になっております。
北海道産まれ北海道育ち 悪そうな奴は大体他人
なつみ(道産)でございます。
ツアーファイナルが終了した直後の真夜中を、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は両部共に体の水分が全て無くなるくらいに泣いて泣いて只今バッチリ満身創痍でございます。なぜか耳の後ろが痛い。
さて、12月の頭から始動いたしましたこのブログ企画【ヲタのしみクリスマス2018】も本日がいよいよ最終日。
ここまでお付き合いいただいた読者の皆様、そしてお忙しい中当企画のためにブログをご執筆下さった参加者の皆様、本当に本当にありがとうございます。
当企画の主催として僭越ながら企画のラストを飾らせていただく運びとなりましたが、本日までの24日間、毎夜豪華執筆陣による素敵なおブログを読み続けた3歳児の私はこう思うことが何度も何度もありました。
いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜ブログ書きたくねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!身を投げてぇ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だってだってこんなトンデモ豪華な執筆陣により12月1日から連日投稿される素敵なおブログに毎夜心を揺さぶられ、その度に「私にはここまでの作品を創りあげる技量はあるのか」と猛烈なプレッシャーに苛まれて気がつけば時はクリスマス直前……
ツアーファイナルは想像の5億倍エモーショナル……
嫌になっちゃうでしょ(率直な感想)
気が狂っちゃうよ〜
企画ブログを毎日熟読し続けた私はおニャン子クラブ風に言うならMI MI DO SHI MAで、素敵なおブログに引っ張られて無意識の内に文章を拝借してしまうのではないかという怯えもあります 震えが止まりません
しかしながら私は屈強な女です。(自己暗示)
屈強なのでブログもしっかり書き上げます。(自己暗示)
企画の締めに相応しい素敵なものを産出できるよう精進致しますので、暫しお付き合いいただければと存じます。
という事で、長い前置きはこの辺りで収めてそろそろ本題に入りましょう!
本日筆を執る私も例に漏れることなく、この【ヲタのしみクリスマス2018】共通テーマ『2018年の推し、2018年のわたし』について自分語り多めでお話させていただきます。
2018年の推し、2018年のわたし。
このテーマを設定したのは自分のくせに、なかなか筆が進まなくて困っております。
一文書いては消して、書いては消して……そうしていつの間にか数時間が経ってしまいました。
「ゴール出来るかも分からないこの迷路に戻ってくることは、果たして幸せなのでしょうか?」
Mazeのストーリーの序盤、違うドアを開けてしまったメンバーを連れ戻しに行く直前で語られるこの台詞(うるおぼえで申し訳ありません)が、初めてツアーへ足を運んだ6月からずうっと頭の中を駆け巡っています。
彼らの歩く暗い迷路。そもそもこの迷宮においての達成とは何なのでしょう。
「アイドルを職業にする」
そう答えを出したときから始まったそれに当初はひかり一つなくて、彼らはどうにか自らの手で壁に触れながら、探り探り進むしかありませんでした。
年月を経てその迷路に少しずつサイリウムという名の灯りが差し込み、日々強くなる輝きを目標への目印にして彼らは灯りの方向へと向かっていきます。
時折、「皆を支える裏方へ回りたい」と自らドアノブを回した友人の世界へ繋がる扉を開きに行きながら、今。
TOKYO DOME CITY HALLという大きなポイントまで辿り着きました。
肩書きをアイドル気取りからアイドルへ変えた彼らがこの平成最後のクリスマス・イブにTOKYO DOME CITY HALLのステージをのぼるまで、「開けたいドア」「手をのばしたドア」は五万とあったかもしれません。
叶えたい夢、安定への願望、『普通』への憧れ。
今回のツアーのストーリーパートでは、そういった「開けたかった(かもしれない)ドア」を開けしまった世界が描かれていましたね。
だからこそ考えてしまうのです。
グループカラーのオレンジをサイリウムに灯し、進んでほしい方向に光を掲げて
「どうかどうかずっとアイドルでいて」
と願うことは、彼らにとって本当に幸せなのか。
手にしたサイリウムを彼が「開きたかったドア」の前に立て掛けることで、そのドアへと優しく導くべきだったのか。
私は、私たちは、彼らの未来を数の圧力で押し込めただけなのではないか?
……なんて、彼らが聞いたら全身全霊全力の否定をしてくださってしまいそうですけれど。
不安でした、どうしても。
だって、彼らのことが大好きだから。
彼らにはこの世界でいちばん幸せになってほしいから。
好きな人の幸せを自分の手が握り潰しているかもしれないと思うと、辛くて仕方がありませんでした。
自分で言うのも少々憚られますが、自分の生真面目な性格が災いして考え込みすぎにより7月に胃を壊しております。(ダブルピース)(ダブピすな)
でもその頃、ふと違和感を覚えたんです。
むすめん。を、MeseMoa.を応援し始めてもう何年も経つのに今更何に不安を抱いているのだろうと。
「画面の向こうじゃない
君の目の前で 僕らは生きてる」
暇で暇で仕方がなかった連日の療養、そのさなかになんとなくシャッフルで再生した音楽にハッとさせられました。
自分はいつの間にか彼らのことを「画面の向こう側の人」と捉えるようになっていたかもしれない、と気が付いたのです。
慣れ親しんだ「むすめん。」という存在が、ぜっちゃんをトップとする株式会社DDという事務所の所属アイドル「MeseMoa.」に転身してからというもの、やはり前身より圧倒的にアイドルらしいお仕事のようなものが増えた気がします。
写真集が出たり後輩が出来たりして、今年は特に外部のお仕事もたくさんありましたね。
それもあって、自分でも気付かないうちに自分とアイドルとの間に1枚の壁を隔ててしまっていたのだと思います。
他でもない彼ら本人が「君の目の前で僕らは生きてる」と言ってくれるのにそれを知らぬ間に見失っていただなんて、今となってはお恥ずかしい話でございます、本当に。
彼らが私たちの目の前で生きてくれているということは、私たちもまた、彼らの目の前で生きているということ。
だから彼らが日々「幸せだ」と伝えてくれるように、私も彼らに「あなた達に出会えて、応援できて幸せです」と伝えたいと、今までよりもずっとずっと強く思いました。
この【ヲタのしみクリスマス2018】の企画をしっかりと立てたのは今からおよそ2ヶ月前。
12月17日のブログを担当してくださったはちまんとさんが企画の大元となる《Adventar》の存在を発見して下さったことと、ここまでに書き記したような心の推移がきっかけでした。
私たちの目の前に現れない日でさえ私たちに幸せを分けてくれる彼らへの愛をどうやって形にすれば、
「あなたの存在は、あなたが思っている以上にみんなの心に入り込んで離れないんだよ」
と伝えられるのだろう……と考えていた矢先の出来事だったため、脊髄反射のようにこの企画を動かしました。
「好き」を具象化して人に伝えるには、勇気と時間ときっかけと少しの体力が要ります。
だからといって、有り余る愛を有り余らせたままでは勿体ないように思えて仕方がないのです。
両手いっぱいに抱えたきらきらの愛をことばにすれば、それはやがて雲になり、すいすいと青空を泳いで彼らの元へ「好き」を届けてくれるかもしれません。
私たちが束ねたありったけの花束を受けることで彼らが「幸せだ」と笑ってくれるなら、それが彼らの幸せなら、私は来たる2019年も「あなたが好きです」と叫び続けます。
2018年。
今年は推しからのたくさんの愛情を受けて、その分の愛情を自分の持ちうる「文字の形をしたハートマーク」で推しへお返し出来た年かな、と感じました。
「アイドルでいる」という道を選んだ彼らは今、本当に幸せなのか。
それは私には分かりません。
ツアーファイナルを終えた今夜でさえこの問いに解答を書き込むことは出来なくて、きっと今後も答えが見つかることはありません。
でも、それでもいいのです。
ステージの上から星屑によく似た夢のかけらを散らしてくれる彼らが現状を幸せだと言ってくれるのなら、私はその幸せに気持ちばかりの色を付ける一因でありたいと、強く思います。
ツアーを完走し、日付が変わって本日はクリスマスですね。
25人のイルミィが綴った敬慕の言葉が聖夜の魔法にかかって、彼らに降りしきる幸福に変わってくれますように。
これにて【ヲタのしみクリスマス2018】、閉幕でございます。
2018. 12. 25. なつみ(道産)